ChatGPTでスライドを共同編集できるように。対象プランと書き出し方法
発表資料を作ったあとで、「この見出しを短くしたい」「グラフを差し替えたい」と修正が続くことがあります。ChatGPTでは、作ったスライドを専用の編集画面で開き、ほかの人と同時に直せるようになりました。
この記事では、OpenAIが2026年10月16日に案内したSlidesの更新を、対象者と使い方に絞って紹介します。発表時刻とタイムゾーンは公式ページに記載がありません。同日から対象者へ順次提供すると案内されています。
作成から共同編集までChatGPT内で進める
ChatGPTは、会話の指示、手元の資料、アウトライン、参考にしたいスライドをもとに、新しいスライドを作れます。10月16日更新の要点は、作成した資料をSpaceで直接編集し、ほかの人と同時に作業できるようになったことです。ChatGPTのリリースノートに、作成、共同編集、書き出しまでの概要が案内されています。
Spaceは、作った資料を開いて編集する場所です。文章、画像、図形、表、グラフを画面上で直接変更できます。スライド作成と共同編集の公式ヘルプによると、編集権限を持つ相手を招待して、同じ資料を同時に編集できます。
図はOpenAIの公式説明をもとに編集部が作成
対象プランと日本での利用条件
2026年10月18日(日本時間)に確認した公式の提供案内では、対象はSpaceへアクセスできるPro、Business、Enterpriseのうち、この機能を利用できるアカウントです。Web版とデスクトップ版へ順次提供されるため、対象プランでも、まだスライド作成やSpaceが表示されない場合があります。
日本はChatGPTの対応国に含まれています。ただし、Slides機能の日本向け提供が完了した日や、Slides単独の日本語対応状況を明記した案内は今回確認できませんでした。日本の対象プラン利用者全員がすでに使えるとは断定せず、自分の画面に機能が表示されるかを確認します。
OpenAIの料金ページでは、Proに月額100米ドル、200米ドル、500米ドルのプランが案内されています。日本円での実際の請求額は未確認です。BusinessとEnterpriseの料金、Slides専用の追加料金、固定の作成回数は、今回確認した機能ヘルプだけでは分かりません。無料、Go、Plusは対象一覧に含まれていないため、契約を変える前に現在の料金画面と自分の利用画面を確認してください。
スライドを作成して書き出す手順
使い方は次の流れです。
- ChatGPTのWorkで、目的、読み手、枚数、入れたい内容を伝えてスライド作成を依頼する
- 作成された資料をSpaceで開く。またはSpaceの「Create」から「Slide」を選ぶ
- 文章、画像、図形、表、グラフを直接編集する
- 必要なら編集権限を持つ相手を招待し、同時に修正する
- Web版からPowerPoint、PDF、Google Slidesのいずれかへ書き出す
- 書き出したファイルを開き、内容とレイアウトを確認する
6枚の発表資料を作る依頼例
たとえば、学校の発表や企画説明なら、次のように条件をまとめられます。
環境を守るために学校でできることを、発表用のスライド6枚にしてください。1枚目は題名、2枚目は現在の課題、3〜5枚目は具体策、6枚目はまとめにします。難しい言葉を避け、各ページの文章は短くしてください。
最初から細かなデザインをすべて指定するより、目的、読み手、枚数、構成を先に伝えると、修正する場所を判断しやすくなります。完成後は、発表者が事実、数字、出典、読み上げ時間を確認します。
使う前に知っておきたい限界
共同編集する相手には編集権限が必要です。コメントだけを許可する権限は開始時点で対応していないため、相手にどこまで変更を許すかを確認してから共有します。
公式ヘルプによると、Windows版の共同編集には追加のシステム部品(MXC)が必要で、Windows 10には対応していません。Windows 11でも更新や組織側の有効化が必要になる場合があります。一方、Web版やクラウドモードでは共同編集できます。会社や学校の端末では、利用前に組織の設定と情報共有ルールも確認します。
AIが作った文章、数値、画像配置がそのまま正しいとは限りません。参考資料にない内容が加わっていないか、機密情報が共有されていないか、書き出したファイルで配置が崩れていないかを人が確認します。公式のSlides紹介にも生成と共同修正の流れがありますが、権限などの細かな条件は公式ヘルプを優先して確認します。
まとめ
ChatGPTのSlides機能では、一人で資料のたたき台を作り、Spaceで内容を整え、必要な人と同時に修正できます。発表や企画の準備を、下書きから共有用ファイルまで一つの流れで進めたいときに使える機能です。
出典
- OpenAI「ChatGPT Release Notes」(2026年10月16日更新、2026年10月18日確認)
- OpenAI Help Center「Creating and collaborating on slides in ChatGPT」(2026年10月18日確認)
- OpenAI「Slides in ChatGPT」(2026年10月18日確認)
- OpenAI Help Center「ChatGPT Supported Countries」(2026年10月18日確認)
- OpenAI「ChatGPT pricing」(2026年10月18日確認)
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